2013年07月29日

カエルさまさま・・!!


ことしは、5月22日に畑に定植したキャベツが、
青虫にことごとくやられた。

7月4日の「農作業日記」にはこうある。

「あんなに元気良く育っていたキャベツが、
まるであばら骨のように無残な姿になっている。
30本ほどあったキャベツが、ことごとくやられている。
あ然とした。
しかも、中心部の葉っぱが巻きはじめた柔らかい部分が、
ほとんど壊滅だ。まいった、まいった、打つ手なし。」

「数日前、キャベツが青虫にやられていることは見つけていた。
そのときは、『こんなにいっぱいあるんだから、数個はモンシロチョウへのプレゼントだ』なんて、
格好のいいことを考えながら眺めてきたのだ。
ことしは、野菜の周囲の草はとるが、
通路などの雑草はとらないことにした――のだ。
『野菜と草、昆虫の共生』のはずだった。
ところが見事に全滅だ・・・・・。まいった、まいった」
カエルさまさま・・!!

こうやって、今年の夏キャベツは、あきらめた。
引っこ抜くのもかわいそうだったので、そのままにしておいた。

そしたら最近、芯の部分のキャベツの球が、
太く大きくなっているではないか・・!!
外側の葉は、相変わらず「骨皮筋衛門」だが、
芯の部分は、しっかり巻いてきている。ありゃ、ありゃ・・・。
カエルさまさま・・!!

そして、葉っぱをよーく見ると、青ガエルがわんさかといる。
大量発生しているようだ。
彼らが、小さな青虫(モンシロチョーの幼虫)を、
パクパクと食べてくれたのではないか・・??
そう気が付くと、いままでじゃけんにしていた青ガエルが、
まるで守り神のように見えてくるから不思議だ。

こうして7月25日ころから、「青虫キャベツ」の収穫が始まった。
カエルさまさま・・!!

幼い苗のころに青虫にやられたことが響いて、
球は幾分小ぶりである。
しかも、ひょっとしたら、洗っているときに中から青虫が出てくるかもしれないけれど、

それでも、なかはよく締まっていて葉は柔らか、
サラダにしても、ポトフにしても、味は格別だった。
カエルさまさま・・!!
カエルさまさま・・!!

初めてにしては上出来の、カエルに救われた「青虫キャベツ」であった。


タグ :カエル青虫

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Posted by のんびり農民 at 22:32│Comments(2)農作業
この記事へのコメント
はじめまして
友人のS・Fさんからカエルが何ともかわいいと紹介されて訪問しました。
ほんとに可愛いです。
思慮深いカエルに見えました。
ここ数年、「かえるの合唱」をケロケロ演奏して遊んでいます。
写真がとても綺麗なのでさすがもと記者さんと思いました。
ではまた。
Posted by コカリナけい子 at 2013年09月04日 17:48
コカリナけい子さま。
はじめまして・・・。

コメント、ありがとうございます。
今年は(たぶんまだこれからも・・・)、カエル君やテントウムシ君などに本当に助けられました。
いままでも、そんなにジャケンにはしていなかったつもりですが、今年は、彼らのありがたさが、身に染みました。

人間も含めた自然界は、すべての植物、昆虫、魚類、動物、また微生物までも――で支えあっているのですね。
それを忘れてはいけないと、改めて自然の力を感じているところです。

しぇば、これからも、よろしく・・・♪♪
Posted by のんびり農民のんびり農民 at 2013年09月04日 22:14
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