2014年06月22日
地酒 届く・・♪♪
庄内に旅行に来た東京の友人から、
「お礼に、出身地・岩手の地酒を送ります」と
長い箱の宅急便が届いた。
それはなんと、
陸前高田の酒造メーカー『酔仙』の地酒だった。
東日本大震災で蔵も事務所もみんな流された。
目をつむると、酔仙の看板ごと
社屋が津波に流されるテレビのシーンが
いまも脳裏に焼き付いている。
というのも、この「酔仙」、
わが長女の親友・信友が働いていて、
私どもにとっても、他人事ではなかったからだ。
巡り巡って、私の友人からその酔仙が届いた。
これはつまり、
「友だちの友だちは友だち。地球ぜーんぶが友だちだ」
ということではないか。
はははは、こんないい話はない。
さてと、こうなれば、よーし!!
友だちをいっぱい集めて、酒盛りといくか・・・・♪♪
2013年11月28日
フェンネル茶②
フェンネル茶の話のつづき。
乾燥したフェンネルのタネは、なかなかいい色をしている。
ちょっとコーヒーに似ているか(似ていないか・・)
葉っぱは、緑が濃くてにおいもいい。
乾燥ののち、炒りながら手もみをすると、体積がぐっと減る。
まるで、まるで、小さくなってしまう。
写真は、上から、
①タネ、
②もんでる途中の葉、
③炒って細かくなった葉、
④完成=左が「タネ茶」、「右が葉茶」
完成した葉茶を、親と叔母さんに試飲してもらった。
それぞれ「うめごど」と喜んでくれた。
叔母さんは、「これは血行がよぐなるの。体があたたまるよ」
とベタほめだった。
自分の工夫が喜びを作り出す――こんなうれしいことはないの。
タグ :生活
2013年11月27日
フェンネル茶
今年は、フェンネルがなかなか大きくならず困ったが、
茎が、ようやく膨らんできたので収穫した。
相変わらず、ハーブの香ばしいにおいがして心が安らぐ。
さっそく、ポトフをつくり、そのなかに入れた。
フェンネルなしのポトフとは、また違ったうま味が出る。
葉はだいぶ前につんで干しておいたが、
それを切り、手もみしながら鍋で炒ったフェンネル茶と、
干したタネを、同じく鍋で炒ったフェンネルタネ茶と、
両方を試飲した。
タネ茶の方がおいしかった(これがなかなかいい味だ)。
癖になりそうな気がする。
さらに、もっとおいしく飲む方法を、研究しよう。
タグ :生活
2013年11月26日
西高東低
今日は、「発達低気圧」が日本海を通過後、
西高東低の冬型気圧配置になり、
冷たい北西風がビュンビュンと吹いた。
おかげで、真っ赤になった庭のモミジが、
ことごとく落ちてしまった。
いまも、家がゴーゴー、ミシミシいっている。
モミジの葉が落ちるぐらいならまだいいが、
最近、「発達低気圧」「爆弾低気圧」が日本海側を通過することが、
とみに増えた。
これで、野菜やハウス被害はもちろん、
倉庫や住宅がやられることも多くなって、気が抜けない。
農村部にいると、この気象の変化、「異常気象」を肌で感じる。
この原因が、地球温暖化と言われ、
先日開かれたCOP19でも、
温室効果ガス削減が猶予できない世界的テーマとして議論された。
ところが日本は、これに逆行する方針を打ち出した。
それは「2005年比で3.8%減」というものだ。
これは、「減」のように見えるが、実は「増」のトリック。
京都議定書のとき日本は、
「1990年(基準年)比で25%削減(2020年)」と決めた。
ところが途中の2005年の段階では、7.1%増えてしまった。
「25%削減」には程遠い結果だった。
それで日本は、その増えた2005年を基準にすることを考え、
「2005年比で3.8%減」を打ち出したのだ。
これは以前の目標の、1990年比にすると、「約3%増」というものだ。
これでは「削減」どころではない、増加目標だ。
そのため、このトリックを見抜いた世界のNGO(非政府組織)が、
日本に「特別化石賞」を与えた。
化石燃料を大量消費し続けていること、
化石のような古い考え方だ、という意味もあるようだ。
いま激化する異常気象をみれば、本格的な削減対策は、
一時の猶予もできないのが現状ではないか。
温暖化で生息を脅かされている北極圏の白クマ、
海面上昇で生存を脅かされている太平洋諸島の人々、
フィリピンを襲い4000人を超える死者を出した台風30号。
そして日本の増加する竜巻や爆弾低気圧、
完全に気候・気象が「異常」になっていること、
これが今後さらに激しくなることは間違いない。
そのことを、われわれ国民みんなが自覚し、
生活や仕事の中で、無駄な暖房を抑えたり、電気の消費をさげたり、
小さな努力を積み重ねることだ。
さらに大きいのは、政府が化石燃料を大量に使う企業に、
削減対策の明確化をせまること。
そして自然エネルギー、再生可能エネルギーの本格的推進だ。
やらなければならないことは山ほどある。
これらを進める国民的議論が何よりも重要だと思う。
政府は、ぜひこのことを国民に提起してほしい。
安倍内閣は原発再稼働や原発の輸出にばかり熱心なように見えるが、
地球にやさしい再生可能エネルギーの充実の方が、よっぽど先である。
そうすれば、安全でクリーンなエネルギーの確保にも、
地球温暖化対策にも、両方に役立つではないか。
たのむぜ、安倍さん・・・。
タグ :自然の力
2013年11月25日
鏡の紅葉
上を見上げる紅葉もきれいだが、
水にうつった「鏡の紅葉」もまた、格別だ。
風で水面が動くと、その揺れによって「絵」も変わる。
そのうつろいが、また何とも言えない。
上ばかり見ていたときに、ふと、
水の底に潜む「紅葉」に気が付いたときの驚きは、
なかなか印象深いものがあり、忘れられない。
<鏡の紅葉、また楽しからずや・・・>
タグ :自然の力
2013年11月24日
ネギ・ネギ・ネギ
すごいネギがあった。
近所の村を歩いていたら、道端に、
ズラリと並んだネギを発見。
聞くと、掘ったままよりも、きれいに皮をむいて、
少し干して乾かした方が、保存にもいいし、
おいしくなるらしい。
生活の知恵だね。
それにしても、食べ物に囲まれているって、
きれいだし、豊かだ。
なんともいえない、いい風景だ。
タグ :生活
2013年11月23日
不思議な光Ⅱ
夜は、光が不思議な姿を見せてくれる。
ある夜、フェリーが僚船とすれ違った。
あたりは海も空も真っ暗だ。
そのなかに小さく光っていた点が、
グングン近づいてきて、幻のようになった。
フェリーの客室の光が、水面に反射している。
その反射光に照らされて、フェリーの白い船体が、
ボワーッと闇に浮いている。
しかもそれが、かなりのスピードで近づき、すれ違い、遠ざかって行った。
なんとも不思議な、あっという間の出来事だった。
船首側の客室からも、不思議な光景が見えた。
遠くにボヤンと、黄色い町の光が見える。
その手前は、全部、暗い海だ。
地球が丸いせいか、真ん中が盛り上がって見える。
その海の上を、霧か湯気かモヤか、判別できないものが動いている。
夜の海は怖い。
怖いけれど、「怖いもの見たさで」見とれてしまう。
その怖い海を、フェリー君は勇敢にも、ズンズン進む。
これがまた、頼もしい。
海の上には、昼とは全く違った、夜の顔がある。
われわれの先祖・渡来人たちも、
小さな、丸木舟のようなもので、勇敢にも、
この暗い、広い海を渡ったのだろうか・・・・。
タグ :海
2013年11月22日
不思議な光
先日、不思議な光景をみた。
「不思議」と言っても、たいしたことはない。
高速道路のそばを通っていたら、下を抜けるトンネルから
強い、まぶしい光がさしていたのだ。
おっと思って、車を止めて光の方に歩いていくと、
トンネルの中に、コンバインがあった。
そのコンバインが、光のいたずらで、ガリバーのように見えた。
まるで、コンバインの「後光」だ。
だけど、それを拝んだからと言って、
そのあと、なにか特別にいいことがあったわけではない(笑)(笑)
タグ :自然の力
2013年11月21日
庭・みごと
雨の日に、遠くの集落で、なかなかのおうちを見つけた。
広いし、古くて風格がある。
白くて瓦がのったヘイが長く続いている。
もちろんこの家、ぼくよりも年齢は先輩だ。
だから、ひょっとしたら、家君は「おれがおまえを見つけたんだよ」
と思っているだろう。
石畳が雨に濡れて光っている。
その奥に、赤松林の庭があり、そこに初冬の光があたっている。
その奥は、まあるくトンネルのように突き抜けていて、
庄内平野の田んぼが明るく黄色にもやっている。
これこそ「借景」だ。
しげしげと見ていると、そこの主のおじさんが、
「なに見えるんだ・・??」と首をかしげた。
「いやあ、すばらしい光景だのお」というと、「そうがあ・・?」
と自分の庭をもう一度見直した。
「あんまりいいんで、写真を撮らせてくれっがの」とお願いしたら、
首をかしげたまんま、「えよ」とOKしてくれた。
人間、誰だって、ほめられたらうれしいものなあ・・・!!
タグ :生活