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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2013年10月03日

山ぶどう




先日、鶴岡市朝日の友人農民のところに、
山ぶどうもぎの応援に行った。

今年は、去年より実りがいい感じだった。
紫の球が大きいし、色も濃かった。

ぶどうもぎは、幸せだなあ。
農家の人は、1年間苦労して実りにこぎつけるが、
手伝いに行くわれわれは、
労せずして、その一番いいところを体感できるからだ。
こんなありがたいことはない。
自然の恵みに感謝することしきり、である。

しかも、その山ぶどうが、秋に日差しに、
キラキラと輝いている。
周囲の葉っぱは、まっかっかだ。
――ああ、実りの秋だなあ・・・。


(登って行った途中にあった柿畑は、
奥深い緑色だった)







ああ、柿もぎにもいきたいなあ・・・・。

(トップの写真は、帰りに遭遇した夕焼けです。)
  
タグ :農作業


Posted by のんびり農民 at 21:30Comments(0)農作業

2013年09月28日

稲刈り完了


稲刈りがようやく終わった。
9月16日の台風18号通過後は、
さいわいにも晴天が続き、順調に刈り終わった。

だけど、運んだモミの重量は、昨年に比べ1割近く減った。
好天に恵まれて豊作だった昨年と比べるのは無理があるが、
天候不順と私の稲作技術がまだまだだったことの結果である。
これを厳粛に受け止め、来年に期待しよう。

それはともかく、いまはとりあえずホッとしている。

刈り終わった日は、感慨深く、
日が暮れるまで田んぼと稲株を見つめていた。
すると、不思議なことに、
自然への感謝の気持ちが、むくむくとわいてくる。
土や鳥海山の豊かな水、空と風、太陽や光、
そして、稲と共生してくれる小さな昆虫や土中の菌たち、
周囲の草花や緑、カモ、サギ、ツバメなど野鳥にまで、
感謝の気持ちが広がるから不思議だ。

そしてなによりも、
稲の力、何千年も実を結んできた稲の力に感謝する。

ほんとうにありがたい。







  
タグ :農作業


Posted by のんびり農民 at 22:33Comments(0)農作業

2013年09月14日

サトイモだあ。


かみさんが台所に放っておいたサトイモ。
もうひっからびる寸前になって、
「これ、植えてみたらどう・・?」と渡された。

――こんなになって、育つわけがないよなあ・・・
と思いつつ、とりあえず畑に植え付けてみた。
それがなんとか育ち、いま子どもの芽が出ている。


                  (ガリバー物語の、小人の視点)

ほかの畑のサトイモからみると、
まだまだ小さく、伸び具合は半分くらいだ。
でも、でも、育ってくれただけありがたし・・・である。

どんなサトイモが収穫できるか・・?
掘り起こしたらかみさんに、
「これ、あんたのサトイモだよ」と見せてやろうと思っている。
どんな返事が返ってくるか、楽しみである。

  
タグ :自然の力


Posted by のんびり農民 at 22:31Comments(0)農作業

2013年09月12日

稲刈り始まる!


酒田でもいよいよ田んぼが黄金色になり、
稲刈りがスタートした。

いま農民たちの心配のタネは、大きく言って3つある。
①「雨ばっかり降って、たんぼやっこぐで稲刈りでぎね(できない)」
  「コンバインが田さ入らんねよ、こいだば・・! なじょする・・?」
②「こどしの作柄どげだがのお・・?
  異常気象で、作柄がとんとわがんね・・?」
③「米価が1俵(60㌔)3,000円~4,000円下がるってよ。
  こんじゃコメ作って飯くわんねのお・・・!」
  (去年は「はえぬき」1俵12,500円とその後の追加で13,000円ちょっと。3,000~4,000円もダウンしたら、1万円を切ってしまうぞ。)
――というもの。

①と②は自然条件であり、農民はそれと必死にたたかっているが、
③は政治、農政だ。
こればっかりは、人間の知恵で変えられる。
この生産者米価(消費者米価とは別の話)が高ければ、
農民は張り合いがあり、
精もでるし知恵も力もでてくるのだ。
政治よがんばってくれ・・・!!!!





  
タグ :農作業


Posted by のんびり農民 at 15:00Comments(0)農作業

2013年08月29日

稲の花








いまごろなんだけど、今年初めて、
稲の花を見ることに成功した。

「はえぬき」の場合、酒田周辺では、
稲の花が見られるのは、8月初旬からだ。
いまごろ花は、すっかり終わっているはずだが、
給水口のそばの冷たい水がかかるところだけ、
遅咲きの花が咲いていた。

ことしは雨が多かったため、
稲の花のシーズンには見ることができず、
ちと悔しい思いをしていた。
幸いにも、きょうになって発見したわけだ。

さて、「稲の花」、わかるかな・・??
「花」といっても、モミがパカンと口をあけ、
中からおしべが出てくるだけだけど、
これが、まるで稲が合唱しているようで、
ポパイがパイプをくわえているようで、
見ていて飽きない。
笑ってしまうのだ。

みなさんは、どうかな・・??
  
タグ :自然の力


Posted by のんびり農民 at 21:40Comments(0)農作業

2013年08月27日

草刈り失敗の巻


きょうは草刈りをやった。
カメムシが田んぼに入ってしまうため、
月末までジーッとこらえ、我慢していた草刈り。
自分の中で「解禁」を宣言して、スタートだ。

空は青空、「風立ちぬ」。
トンボもふーわふわ遊んでいる。
黄色味を帯びてきた田んぼと青空、白い雲は、
ぴったんことマッチする。







そんな風景に溶け込んで、
秋の風を体中に受けて気持ちよく草刈りをしていたら、
手元が狂って、草刈り機の歯が、稲株にあたってしまった・・!!

さあ大変!
まだ刈り取りには早い、青さが残る稲たち。
十数本、切ってしまった・・・・・・!!
切ったものはくっつけるわけにもいかないので、家に持ち帰り、
穂先のモミ数(米粒)を数えることにした。

10株平均で1茎あたり92・7粒あった。
この数は、ぼくの場合、「平年並み」といえる。
わが家の周辺の稲刈りは9月15日ころから。
さてさて、どんな実りになるか、楽しみである。







  
タグ :自然の力


Posted by のんびり農民 at 21:36Comments(0)農作業

2013年08月11日

穂出そろい・・!!








いよいよ稲穂が出そろってきた。
まだ未登熟のため、穂がこごまってはいないが、
青緑色の穂が、銀色にひかる。

普段、風は見えないが、
稲穂の上を通り過ぎるときだけ、姿をあらわす。
穂たちが風にそよいで、風の姿を描いてくれるのだ。

農民というのは不思議なもので、
穂が出てくるとホッとする。
苗がムシに襲われたこと、
田んぼが暑さに沸いて対応に追われたこと、
草刈りや肥料散布などで四苦八苦したことなど、
すっかり忘れて、見とれてしまう。
風に揺れる穂を眺めているのは、実に楽しい。

この光景を、家族にも、友人や街の消費者にも
見せてやりたいなあ――と思う。

これから8月の登熟期を無事に過ぎれば、
9月は刈り取りのシーズン到来だ。
  
タグ :自然の力


Posted by のんびり農民 at 14:37Comments(2)農作業

2013年07月30日

穂がでた・・・♪♪


みなさん、ご訪問ありがとう。これからもよろしく・・!

    ◇

今朝は驚いたというか、びっくりした(同じことか・・!)。

というのは、田んぼで今年初めて穂が出ているのを発見したからだ。
これを農業用語で「出穂(しゅっすい)」という。
予定では8月3-5日ごろと言われていたから、
まだもう少し先だと思っていた。

ただし、うちの田んぼではない。
朝水管理にいくときいつも通る近くの田んぼでだ。
毎年のことだが、これはいつも感動する。




特に今年は、前半はヒデリ、いまは長雨と豪雨で、
畑の野菜たちには大きな被害が出ている。
野菜がなかなか伸びないし実をつけない。
カボチャなどは、茎も実も病気が付き、腐ってしまった。
そういう状況だから、稲も心配していたのだ。

長雨が続くと、登熟が心配ではあるが、
新米農民としては、穂が出てくれれば、まずはホットする。

しかも、冷害はとりあえずはクリアーした。
冷害が一番危険なのは「穂ばらみ期」だそうだ。

わが庄内北部では、7月初旬ごろになると、
稲の茎の一番下(付け根)の真ん中に、
小さな小さな「幼穂(ようすい)」ができる。
稲の穂の赤ちゃんだ。
これが1か月くらいかけて伸び、茎の上に顔を出す。
人間でいえば出産だね。

穂たちが茎の中にいて伸びる時期が「穂ばらみ期」。
最低気温が17度以下になってはいけない時期なのだ。
この先の週間予報も、17度以下にはならないようなので、
とりあえずこの点は安心である。

わが家の幼穂たちは、いま田面から20cmくらいのところにいる。
茎のその辺が、ぷっくりと膨らんでいるからわかる。
膨らみが、毎日毎日少しずつ上にのぼってくる。




8月の何日ぐらいに出穂するか、楽しみな日々である。
  


Posted by のんびり農民 at 18:00Comments(0)農作業

2013年07月29日

カエルさまさま・・!!


ことしは、5月22日に畑に定植したキャベツが、
青虫にことごとくやられた。

7月4日の「農作業日記」にはこうある。

「あんなに元気良く育っていたキャベツが、
まるであばら骨のように無残な姿になっている。
30本ほどあったキャベツが、ことごとくやられている。
あ然とした。
しかも、中心部の葉っぱが巻きはじめた柔らかい部分が、
ほとんど壊滅だ。まいった、まいった、打つ手なし。」

「数日前、キャベツが青虫にやられていることは見つけていた。
そのときは、『こんなにいっぱいあるんだから、数個はモンシロチョウへのプレゼントだ』なんて、
格好のいいことを考えながら眺めてきたのだ。
ことしは、野菜の周囲の草はとるが、
通路などの雑草はとらないことにした――のだ。
『野菜と草、昆虫の共生』のはずだった。
ところが見事に全滅だ・・・・・。まいった、まいった」


こうやって、今年の夏キャベツは、あきらめた。
引っこ抜くのもかわいそうだったので、そのままにしておいた。

そしたら最近、芯の部分のキャベツの球が、
太く大きくなっているではないか・・!!
外側の葉は、相変わらず「骨皮筋衛門」だが、
芯の部分は、しっかり巻いてきている。ありゃ、ありゃ・・・。


そして、葉っぱをよーく見ると、青ガエルがわんさかといる。
大量発生しているようだ。
彼らが、小さな青虫(モンシロチョーの幼虫)を、
パクパクと食べてくれたのではないか・・??
そう気が付くと、いままでじゃけんにしていた青ガエルが、
まるで守り神のように見えてくるから不思議だ。

こうして7月25日ころから、「青虫キャベツ」の収穫が始まった。


幼い苗のころに青虫にやられたことが響いて、
球は幾分小ぶりである。
しかも、ひょっとしたら、洗っているときに中から青虫が出てくるかもしれないけれど、

それでも、なかはよく締まっていて葉は柔らか、
サラダにしても、ポトフにしても、味は格別だった。



初めてにしては上出来の、カエルに救われた「青虫キャベツ」であった。
  
タグ :カエル青虫


Posted by のんびり農民 at 22:32Comments(2)農作業